
企業のSDGsとして最もよく聞かれる悩みが、「環境活動が一部の部署だけのものになっている」という声です。カーボンニュートラルやサプライチェーン全体の見直しといった壮大なテーマは、日々の業務に追われる社員にとって、どうしても「自分ごと」として捉えにくいのが現実です。
では、社員全員が必ず毎日行い、かつ「目に見える形」で環境貢献を実感できる活動はないのでしょうか? その答えの一つが、オフィスで日々発生する「機密書類の廃棄プロセス」の見直しです!
目次
1.自社の不要書類が、オフィストイレの備品として戻ってくる驚き
通常、不要になった会議資料やミスプリントは、シュレッダーにかけられ、そのまま「ゴミ」として処分されてしまいます。
では、シュレッダーにかけずに「溶解処理」へ回すと、どうなるでしょうか?
鶴見製紙では、お預かりした機密書類をセキュリティを保ったまま溶解処理。書類をドロドロに溶かし、紙の原料として再生することで、100%再生紙のトイレットペーパーへと生まれ変わらせています。
さらに、再生されたトイレットペーパーは、自社の備品として購入し、オフィスのトイレで使用することもできます。
「捨てる」だけだった機密書類を、「資源」として循環させる。
書類を処分して終わりではなく、再生されたトイレットペーパーとして、もう一度自社で活用することができます。
2.なぜ、これが従業員エンゲージメントを高めるのか?
ただのエコ活動にとどまらず、この「トイレットペーパー循環」は社内のインナーブランディングに絶大な効果を発揮します。
- 「自分ごと化」のハードルを下げる 社員は、書類を捨てる際に「これはリサイクルされて戻ってくる」と意識するようになります。面倒だったゴミ捨てが、資源を生み出すポジティブなアクションに変わります。
- 社内のコミュニケーションを生む 「オフィスのトイレにあるこのペーパー、私たちが先月捨てた見積書が混ざっているかもしれないね」——そんなちょっとした驚きとユーモアが、社員同士の会話のきっかけを生み出します。
- 会社への誇り(ロイヤリティ)の醸成 ただコストを削るのではなく、情報漏洩を防ぐ安全な仕組み(未開封溶解)を採用し、さらに環境にも配慮する。そんな「正しいことにお金を使える会社」に対する社員の信頼感は、確実に向上します。
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